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第11話 「爆裂音とともに、大出血。なにごとだあぁぁの巻」

(作成:1997年6月23日 改訂:1997年7月12日)

(TEXT : やまそうカンパニー / E32-750i)
みなさん、こんにちわ。やまそうです。
先週は、超めためたビジ−で、帰宅できませんでした。
したがって、パソコンに向かうのも2週間ぶり。
先週は、初めて、原稿を落としてしまいました。
あいすいませんでした。
では、今週もゆくぞおぉう。


1.不幸の兆し

前回、お話ししましたが、BMW道は、奥が深い。
常に、点検を怠らず、かわいがっていても、ちょっと点検を見落としたところがいかれるのです。
あれは、お盆もすぎて、ほっと一息つける暑い夏の終わりのころでした。
いつものように太郎を車庫から出して車庫を締めに戻ろうとしたとき、 ほんの小さなシミがぽつぽつと車庫の前から太郎のしたまで続いているのを発見しました。
「エアコンの結露の水かな」と思いつつ、ちょいと気になるので地面のシミを指先ですくってみました。
「げっ、ねちょねちょしている。」
オイルレベルを点検しましたが、問題ありません。
いつもなら、速攻で車の下にもぐるのですが、この日はゆえあって、 ス−ツなど着込んでおしゃれをしておりました。
オイルラインは2週間前に点検したばかりですから 「大したことないじゃろう、ディ−ラ−に寄って、ゆるんでるところを増し締めしてもらおう」 とたかをくくって、出発しました。
走り出してみると、快調。
いい調子で、飛ばしておりました。
15分も走ったところで、右折、左折の折りに、ハンドルを深く切ると「ぐうう」という 豚が腹を空かせたような音がします。
「れれ?」いやな予感。
さらに5分ほど走り、122号線に右折しようとしたとき、 「ずががががが。しべしべしゅべべべ」と激しい音がエンジンル−ムから発生。
「満州事変勃発うううう。」
「今日は、こわれんでくれ―――」との思いもむなしく、爆裂音は激しくなるばかり。
ついには、ハンドルを切っていなくても「うんが――うんが――ずびびび」とうなっています。
ハンドルも小刻みにぷるぷると震えます。
またまた、路肩へ待避だあ。路肩大好き。


2.大出血

車から降りると、太郎の後ろには、まき散らしたような、オイルの跡が。…
「いかん、エンジン焼き付くやん」と思いつつ、あれれ、油圧は正常なのね。
「???」
これは、もしやと思い、アイドリング状態でハンドルを右へ左へとフルロックさせると、「ぐががが」といいます。
「わたくし、わかありましたぁ」と路肩で小躍り。
(馬鹿じゃなかろうか)
これはオイル系統ではありません。
パワステ系統がアウトなのです。
いくら小躍りしてもアウトはアウト。
今日の予定はお流れ。
ディ−ラ−に向かいました。
ディ−ラ−までは10分くらいの道のりなのですが、この長いこと長いこと。
「ぐ−が−。わおぅ――」と太郎のエンジンル−ムはわめきます。
パワステ系統にエアを吸い込んだためにこんな激しい音がしているのです。
エンジン焼き付きの心配が無いだけ、気は楽ですが、こっぱずかしいし、 何よりブレ−キのアシストがパワステ系統なので、心なしか踏力が増してきたようで非常に怖い。
やっとの思いで、ディ−ラ−にたどり着きました。


3.治療

ディ−ラ−でエンジンル−ムを開けるとパワステオイルタンクの下のあたりがぐじょぐじょです。
「しまった、このあたりは点検してなかったのだあ」
けっ、後の祭りじゃあ。
パワステのフィラ−パイプとリタ−ンホ−スなどを交換して、しめて68900円。
以後、点検の際には、パワステ関係も慎重になめるように点検することとしたのは、言うまでもありません。


4. 今日は今日とて

さて、今日は、お日様もそこそこで絶好の車いじり日よりでした。
今日は、4輪をはずして、ブレ−キ回りの点検をやりました。
(次回は、初心者向け、タイヤをはずしてみよう、なんて言うのをやってみようかと思っています。)
そしたら、リアの左のレベライザ−からオイルが漏れているのだあ。
レベライザ−付のショックはむちゃくちゃ高いのだ。ピンチじゃあぁぁ。
やっぱり足回りをオ−バ−ホ−ルせよとの神の御言葉でしょうか、 7月13日のオフミまでには何とかしなくては。

それでは、また、次回まで、さらばあぁぁ(しゅわああっち)

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