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第26話 「車を評価する難しさ」

(作成:1997年5月28日 改訂:1997年7月12日)

(TEXT :O−chan / E36-318is)
どうもメンテコーナーっぽくない内容が続いてますが。それが私の流儀。
まぁ、楽しくやらせてもらいたいと思ってます。
さて、おたっきーずの会員の車をインプレする機会が増えているので、 ちょっとそれに関連する小話です。

車雑誌を読んでると、よくそこまで分かるなぁ…と感心する記事がたくさんありま す。
いったいどのレベルを基準として評価してるのか分からない文も多いです。
また、ニューモデルの時あれだけ誉めてたと思ったら、半年でガタガタに評価ダウ ン。
自分の書いた文章に責任持ってるのかなぁ…なんて思ったりします。

よく考えてみると、車の評価って難しいですね。
メンテ7でも過去にいろいろ書いてきましたが、感じたことを文にするのって とても難しいことです。他人の意見は他人の意見でしかありません。
他人が「悪い!」と言っても、自分にとっては「良い!」かもしれません。
つまり、車のインプレは乗った人間の主観的な問題で、 善し悪しにもハッキリと好みが出てしまいます。
サスの堅さ、マフラーの音、パワー感、ブレーキの効き等々… メンテ7は私のコーナーなので、当然、私の好みが反映されます。
だから私のインプレはあくまで参考程度と考えて下さい。
真の評価は実際に自分が体験すべきだと思います。

しかし公の場で文章として出すとなると無責任な事は書けません。
ある程度車を評価できる基盤を持ってないといけません。
ではどうするか? まず常日頃から五感を鋭くしておく必要があります。
基準となるのは当然自分の車です。
ある程度のレベル(トータル性能、バランス)を満たす車を所有することは 基盤を作るには良い環境かもしれません。

幸い私は国内外で評価の高いBMW、しかもグットバランスと言われている 318isに乗ってるので、この点に関してはラッキーだったと思ってます。
また、過去に乗り心地優先のハイソカー(死語?)、いろいろチューンしたターボ 車、軽自動車、RV等いろいろなジャンルの車を乗り継いできたことも 役に立ってます。(車歴参照)

ただしそれだけでは片手落ちでしょう。
多くの車を実際に自分で運転したことがないと難しいかもしれません。
要するに経験が必要なのです。経験です。
私は若い(20代だよ!)ので、まだまだ「経験」が十分ではありません。

でもO−chanなりに努力してるんです。
例えば、乗れるときは(チャンスがあれば)なるべく乗るようにしたり、 乗った感想はなるべく声に出して述べるようにしています。
(オーナーに伝える)
「なんとなく良かった」じゃダメで、「なにがどう良かった」かを考えるようにし てます。
また、学生時代は自分でインプレした車種を手帳に書き留めてました。
(助手席体験は除く)
50台くらいまでは書いてましたが、社会人になって止めてしまいました。
(手帳が変わったからかなぁ)
果たして今現在何台になったのか・・??

おたっきーずに入って急にインプレする機会が増えてます。
iS、M3、M5、アイディング、カブリオレ等々。
皆さんの大事な宝物をインプレでき、大変幸せです。
特にMモデルは通常見ることはあっても乗ることは滅多にない車です。
おそらく助手席体験すら極めてレアケースだと思います。
そんな車を実際に運転させてもらう機会に恵まれてます。
最初は少々ビビッてましたが、最近は冷静に運転できるようになりました。
あれに乗ってしまうとホントに欲しくなっちゃいます。
特にE36のM3−3.0は私の目標です。(3.2は高いから)
もうちょい、安くならないかなぁ……!

今、一番乗ってみたいのはE30のM3です。
一度箱根で助手席体験しましたが、あのレーシーな雰囲気はE36とは チョット違います。
(もしかしてこれこそ私好み!?)
あるメンバー(みんな知ってる!)が購入しそうなのでとても楽しみです。
今度運転させて下さい。
(先生ぇぇ!!)

というわけで、今回はチョットマジメな話でした。

(終わり)
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