[メンテ4]  (←前) (次→)

第18話 「さし号足廻り大改造の巻」

(作成:1998年2月6日 改訂:1998年2月14日)

(TEXT : さし / Z3)
(PHOTO : TORII)

しばらくメンテをお休みしていましたが、じつはさし号は大変なことになってい ました。

Mtecさんの御厚意により旧Mtec号の足廻りを移植!
深澤自動車のお世話になりMサイドグリル取付!
これらの作業を同時に行いましたので報告します。



まず変更した部品リストです。

◆ACシュニッツァーサスキット
◆アイバッハスタビライザー(前後)
◆ピロアッパーマウント(フロント)
◆ACシュニッツァーマフラー
◆Mtecさんオリジナルクラッチストッパー
◆Mtecさんオリジナルフェールリッドカバー
◆Mサイドグリル(板金太郎@職人さん塗装!)
◆Mエンブレム(ありがとう!ゴジラさん)

交換は金太郎さんと共同で・・・・・行う予定でしたがあまりの手際のよさにほ とんど手出しできませんでした。
またちょうど居合わせたKNさんにもお手伝い頂きました。

まず塩尻サティアンに到着して最初にお目にかかったものはボディ本体よりも美 しく塗装されたMサイドグリル!
これはディーラーに部品でとってもらい、塗装はサティアンにて行いました。
(ショップでは買えない衝撃プライスです、いずれにしろ高いですけど・・)
実は実物を見るのはその時が初めてでその時点で一人感動しておりました。
取付は(これだけは正真正銘私だけで行いました・・・誰にでもできます)簡単 な作業で、一本だけトルクスのボルトがあるだけであとはクリップによるはめ込 み式です。

サスの取付のうち、特にZ3のリヤサス交換は素人には(特に持ち主には)絶対 できない作業です。
ちょうど幌を収めるへこみの部分のトリムを(当然幌をしたまま)おっぺがさな ければなりません。
油圧ジャッキでシャチホコ状になっている狭い車室内でインパクトレンチを用 い、がしがし外し、がしがし取り付けていただきました。
自分の車の内装トリムをベリベリと剥がすのって勇気いるんだよね。

ピロアッパマウントはZ3用ではないため取り付けるとボルトの頭の部分がボン ネットのフレームにもろあたり!
どうしようかと手をこまねいている間に金太郎さんは商売道具のハンマーを持ち 出し、慎重にフレームをへこませます。
ひとつ間違うとボンネットの表面におよぶので結構ひやひやでしたがそこは職 人!うまくまとめてしまいました。

マフラー取付は人手がないとできない作業で、金さんは車体下に潜り込み、私と KNさんでマフラー本体を支えながら取り付けていきました。
付属のマウントゴムにマフラーを取付け完成!と思いきや、マフラーカッターが センターよりでバンパーにもろあたり。
結局フロント側はシュニッツァーのゴム、リヤ側は純正ゴムでもってなんとかし ましたが、これは今でも当たってます。

その他の部品とついでにタイヤのローテーションや外れてたABSセンサーハー ネスのカプラーなどを取付け完成となりました。

外観上まず目を引くのがMサイドグリル、アークティックシルバーのボディには とても似合います。
車高が落ちたことにより精悍さもアップしました。
排気音はあたかも排気量が増えたかのような図太い音となりました。
リヤがポジキャンになってしまったことでタイヤがフェンダーにめりこんだよう になっていまいちかっこ悪く、要改善項目です。

交換後の印象ですが、サスのジオメトリーが変わった(特にリヤ)ことによって わだちに足を取られることが多くなりましたが、とにかく曲がるは曲がるは自分 の腕がいきなり上がったかのようです。
とくにスタビによる足廻り全体の剛性感アップは別の車に乗ってるのかとさえ思 えます。
ただしその分、ボディからの軋み音は倍増しました。

Mtecさんのおかげで自分で考えもしなかったようなチューニングができて感 謝してます。
もともとラグジュアリー嗜好の私は15インチにインチダウンしようなんて考え てたんだもんなぁ・・・・



と、このまま感動ののうちに終わりたかったのですが、実はこの改修の最中にも のすごい不具合を発見してしまったのです。
BMW JAPANの屋台骨を揺るがす、その不具合とは(おおげさだっつー の)!
その詳細は!
次回を待て!


Z3


[メンテ4]  (←前) (次→)