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第13話 「番外編:納車〜最初のオイル交換」

(作成:1997年7月24日 改訂:1997年7月27日)

(TEXT : BOND / Z3)

このメンテコーナーを始めた時には、あまりクルマをいじらない私が書く以上、 内容が乏しくなりそうなのは判っていたので、なんとか他の方との差別化を図ろうと、 「エッセー調」でZ3のインプレッションを書き始めました。
しかし、最近、他のメンテコーナーや読者の声でも「エッセー調」が目立ってきたので、 本来の自分の文面に戻そうか? と思案しているところです。
(「エッセー調」で書いてるつもりが、時々素に戻っていたりして、推敲が欠かせ ず、大変なので。)

おっと、話が脱線しましたね。
取りあえず、走行距離が2000kmを越え、一回目のオイル交換を済ませましたので、 今回は番外編として普段の文面で、納車から今日までを少しまとめてみました。

納車から既に6ヶ月が過ぎましたが、仕事が多忙で乗り回すことができず、 オドメーターの加算はおもわしくありません。

納車は'96年末です。
ディーラーの仕事納めの日に納車となりました。
当初は11月末と聞かされていましたが、延びに延びて、結局クリスマスにも間に 合いませんでした。

納車数日前から、もう遠足に行く前の子ども状態です。

当日、約束の時間の30分前に営業さんからTELが入り、「?」と思ってTEL に出てみると、
『今日、どうする?』「えっ? どうするって、どういうこと?」『取りに来る?』

「えっ? 持って来てくれないの? 下取り車無いから取りに行くと、乗ってった車 をまた引き取りに行かなくちゃ。」
『MT恐いもん。(笑) じゃぁ、迎えに行ってあげるわ。』
ということで、お迎えが来ることになりました。
・・・・・が、お迎えは740iL(だったかな?)で、家の前に横付け。
しかも後部座席に乗せられて。 結構恥ずかしいものですね。
ディーラーのショールームで一通りの手続きを済ませ、玄関前で納車説明となりま したが、isと操作方法はほとんど変わらないので、簡単に実施。
納車が延期されたおかげで、私のZ3はアニバーサリーモデルの中でも後期ロット 分となり、パワーウィンドウのワンタッチ機構やコンフォート機能(ドアキーをロック位置で 保持すると、閉め忘れたウィンドウを閉められる)が装備されていました。
ウッドのシフトノブのデザインも多少異なるようで、一部皮張りとなっています。

で、幌の開閉方法の説明を受けている時です。
営業さんと悪戦苦闘してトノカバーを付けていると、知らないうちに知らないおじ いさんが運転席に座ってる・・・。
営業さんも目が点。どうやら、展示車と勘違いしているようです。
そりゃ、まだ何台もあるクルマじゃないから、勘違いも仕方ないのですが、クルマ から降りる際にドアを思いっきり「バシンッ!」と閉めていきやがった・・・。
内心、ムッとしましたが、意外と小心者の私は何も言えないのでした。

その後、オープンにしたまま、営業さんとディーラーの近所を一周。
いや〜、気持ちイイ。しかし、恥ずかしぃ。

一旦、家に戻った後、成田山へお払い&お守りをもらいに行きましたが、道中は注目の的。
恥ずかしい〜。
成田山の駐車場でも、見ず知らずの人が覗き込みます。

以後、寒い中もオープンでせっせと馴らしにいそしむ訳ですが、アトランタ・ブル ーという派手な色も手伝って、どこへ行っても目立つ目立つ!
NSXの助手席に乗ったおねぇさんにも、見つめられました。

注文書に判を押した時に、一緒にウィンドディフレクタとCDチェンジャー、エキ パイフィニッシャーを注文しましたが、納車には間に合わず、後から入庫して取り 付けています。
SFWにも加入しました。(\98,000なり。元とれるかな?)
ウィンドディフレクタはそれなりの効果はありますが、私の主観では「絶大」と呼 べるほどの効果はなく、E30/E36カブリオレのそれのような効果はないのでは?と思います。
この差は、サイドウィンドの前後方向の長さに起因しているのでしょう。

馴らしは、最初の500kmまでは2000rpmでシフトアップ。
1000kmまでは2000〜2500rpmで、
1500kmまでは2500〜3000rpmで、
2000kmまでは2500〜3500rpmで、シフトアップ。
ここで、オイル交換を実施しました。 念のため、ミッションオイルも同時に交換しています。
2500kmを超えた現在は、回転の上限を4500rpmで乗っています。
まだまだ、馴らしの最中です。
3000kmに達したら、一度高速道で3000〜3500rpmキープで走行を 実施する予定です。

この間、目立った不具合は発生していません。 主なものをまとめると、

・右側スピーカーから音が出ない。
 (原因不明。自然治癒。)

・トノカバーのホックの爪がつぶれた。
 (既に2回交換、3つ目。無償。)

・内装の塗膜が剥がれてきた。
 (パーツ交換、無償。)

・パーシャルスロットルで流していて、そこから踏み込むと、アクセルペダルに引っ掛かりを感じる。
 (未対応。そのうちディーラーに持っていってみます。)

と、こんな所です。 憶えているものだけなので、他にもあったかも。
その他、ウィンドディフレクタの取り付け時に、コンソールのウッドパネルに傷が 付いてしまい、交換されています。
ディーラーの対応は総じて丁寧でした。

今まで、あまり不満点について書いてこなかったので、ここでまとめて挙げます。

1.カッコよすぎる。
2.面白すぎる。
3.女の子にモテる。

と、バカを書きましたが、まんざら冗談でもないんです。

1.街中、渋滞の中では注目される。 目立つ。 したがって、変な格好(服装)で クルマに乗れない。悪い事もできない。会社の周りには近づけない。(社内ではZ3購入は秘密事項。)

2.オープンの味をしめてしまいました。 「なんか体調悪いなぁ」と思いながらも 調子にのって真冬の中をオープンで走って、3日間寝込んだこともありました。

3.これは、まぁ、その場限りの話なのですがね。あとが続かない・・・。 (「そりゃ〜、おめぇ自身ののせいだ」)

で、クルマの方の欠点は、

・荷物の置き場に困る。 (車内では特に苦労。トノカバーを入れておくと、かなりトランクスペースを圧迫。) 【一番困ってる点】

・駐車に気を使う。

・タイヤがオーバースペック。

・シートバックはともかく、座面のクッションが薄すぎる。 【一番残念な点】

・ルームミラーの位置が悪く、コーナーでは死角ができる。 【一番気に入らない点】

・他のBMWのモデルと比べると、さすがに内装がちょっと安っぽい。

・2人乗りなので、もう一台4シーターが必要。 (家族でクルマを運転できるのは私のみ。2台のクルマを維持するのも私の役目。)

・CDチェンジャーのマガジンが、isとZ3で互換性がない。

・なぜか、カセットのブランクスキップが無い。

・トノカバーのホックのツメがすぐオシャカになる。 【一番怒ってる点】

・フロアマットに「毛玉」(というより綿ぼこりか?)ができる。

・リアウィンドウはやっぱり傷が付く。

・コイン洗車場でクルマを洗っていると、見ず知らずのおじさんに話し掛けられ作業を邪魔される。

・それまで「ふふん」と鼻歌交じりで乗っていたのに、NSXやZ1、F355、 ディアブロ等に並ばれると急に沈んだ気持ちになる。 【一番諦めてる点】

・ベージュの内装は汚れる。 【でも、気に入ってる点】

と、思い付くままに書き並べてみましたが、まぁ、どれも対した問題ではないですね。
Z3の魅力が、これしきのことで損なわれるものでは無いですね。

最近では、ユーザーにも行き渡るようになり、ディーラーにも試乗車を置く余裕が できてきましたので、ぜひ皆さんも試乗してみて、Z3の魅力に触れてみて下さい。
でも、実際にオーナーになってみないと分からない悦びもあることを知っていて下さい。
(私も、オープン・ウィルスの立派なキャリアです。)

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