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第6話 「ROMチューンの話」

(作成:1997年2月21日 改訂:1997年7月18日)

(TEXT : 大阪の小林 / E36-M3 Coupe)
 97モデルのM3−3.2は壊れず、年度末で仕事も忙しく遠出もしない為 あまり走行距離も伸びません、早くもネタ切れです (^_^;
 そこで今回は94モデルのM3−3.0で実施した「ROMチューン」の話を 書きましたのでお付き合い下さい。

★DMEユニットの取り出し
DMEユニットの搭載位置はボンネット開けて進行方向の右奥、バッテリーの 「+」端子ボックスの後ろボディ側に有ります。
 手順
  1. クーラントのリザーバータンクを外しよけておく。(配線も外す)
  2. ラバー製のカバーを外す(マイナスドライバーと10mmレンチ使用)
  3. プラスチックのカバーを外す(プラスドライバー使用)
  4. えいやっとDMEユニットを引きずり出し端子ソケットを外す。

★ROM交換
DMEユニットの蓋を開けROMを交換します。 蓋を開けるにはトルクスレンチ(★型のレンチ)が必要になります。
このレンチはホームセンター程度では置いていないようで、 わたしは日本橋の電気工具店で仕入れました。
 手順
  1. レンチでネジを外蓋の爪をマイナスドライバーで外し、ユニットの中
     身を出す。真ん中のピンも抜く。
  2. 中身は2ツ折りになっているので、上の基盤をやや持ち上げるように
     して端子部を引き抜き(素人にはここら辺が難しい)広げる。
  3. ノーマルのROMを引き抜き(専用工具の方がベター)チューンドR
     OMを差し込む。
  4. 以下手順を逆にして組み立て、DMEユニットも元の場所に戻します。

★効 用
  1. トルクの厚みが増した、特に上り坂で感じられる。
  2. 2速発進が楽に出来るようになった。
  3. 以前と同じ加速感で運転すれば、燃費も良くなる(みたい)。

★注意点
ROM交換の際、基盤に手の油等が着かないように奇麗な手で作業を行いまし ょう。
自分でノーマルに戻したりチューンドROMを入れたりして遊んでいた私の車 は、後に「手の油+手荒な作業」が主原因と思われるトラブルでDMEユニッ トとバッテリーを新品に交換20万円コースのお世話になりました。(;_;)

★補 足
3.2モデルのROMチューンを行おうとDMEユニットを取り出してみまし た。形は3.0モデルと同じようですが「Mマーク」が入っていました。
外蓋のネジは凹凸が逆になり★のレンチでは無くボックスが必要です。
ただ残念な事に2・3軒のお店(メーカー)に問い合わせたのですが、97− 3.2用のチューンドROMを取り扱っている所は有りませんでした。
で、皆さんにお願いなのですが3.2用のチューンドROMを扱っているお店 (メーカー)をご存知でしたら、御一報頂けないでしょうか。
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