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第25話 「E46レポート。台湾で、見て触ってきました。」

(作成:1998年6月16日 改訂:1998年8月24日)

(TEXT & PHOTO : 玉テク / E36 325i IDING 3.0 )

 6月6,7日台湾国台北市でアジア地区最初のE46発表会がありました。
ドイツ本国より3台のE46が持ち込まれれプレゼンテーションが行われた様です。
既に当日予約を、400台受けるほどの人気ぶりで盛況とのことでした。

 さてその頃、玉テクは偶然にも台湾現地に居ましたが、その発表会があることを 知らず、見逃してしまいました(ショック大)。そこで、11日からの本社展示に 早速出向いて参りました。ついにE46と初対面です!。


E46


 ジャーン!!。本社ショールにつくなりいきなり目に飛び込んで来ました。色は 薄いグリーンのE46-328iセダン台湾向け仕様です。第一印象は、やはり3シリーズ だ!と思う大きさであり、同じく展示されているE39に比べても一回り以上コンパク トでした。どれどれと、近ずくとプロントのボリューム感も思ったよりも少なく、 写真で見るようなフェンダーのボリューム感も今一つイメージよりは少ないもので した。更に、ぐるっと一回りすると、その各部分の距離感は、今乗ってるE36とほと んど同じであり、どこから見ても3シリーズだなぁと感じました。面取りして丸く なったE36と言った感じです。肥大化を懸念していたのですが、少しほっとしました。

 で、早速持ってきたデジカメを持ち舐めるように撮影開始。(ちょっと画質にム ラがあるのは、途中興奮のあまり落として壊してしまった為です。ご了承を、、。)  まずはエンジンルームを、、室内側のレバーは従来と変わらず、プロントはキド ニーグリルから、にゅと出たレバーを持ち上げるとボンネットが開けられる仕組み 。ちょっと、開け閉めが難しいですが、慣れの問題かな?
 エンジンルームの第一印象は、あれ?なんだか狭くなったかな?それと、プラスチ ックが目立つなー、安っぽいぞ。。ってな感です。ストラットの部分が一部フレー ムの様になった為、狭く見えるのかもしれません。あのストレート6もなんだか小 さく見えました。
 細部は、ヘッドライトレンズのカバーが薄目のプラスチックだったり、オイルフィ ルターのキャップ、カムカバー等プラ化され、ちょっと軽量化なのか、コストダウ ンなのかがっかりです。ちなみにヘッドライトのバルブは、H4の様に見えました。 HIDにするスペースもなんとかありそうですね。

 次はドアハンドルも持って、ドアをパコパコしてみました。グリップタイプに変 わったハンドルは持ちやすく、開け閉めの感じはMBのCクラスに似た感じがします。 ドアのストライカーはちょっと国産車の様に貧弱になっていましたが、E36より は開閉にしっかり感があり高級感ありです。ドアのシールは、E36がボディー側だけ にゴムシールでしたが、E46はドア側にも同じゴムシールが付けられ、丁度、冷蔵庫 のドアの様な仕組みです。

 室内側を覗くと、ほとんど変わらない感じ(特に太くなってない)のサイドシル 。シートは外観上E36セダンと全く同じ感じがしましたが、ポジションメモリー付き の電動シートでした。座り込んで見ると、E36とほぼ同じポジションで決まります。 電動でちょこちょこ動かしてみましたが、E36とこれもまたほとんど同じポジシ ョンがとれました。(あれ?E46ってな気がしないなー??)。フロントウイン ドウからの視界は、コンソールの上端の高さが低くなり、ウインドウ面積が拡がっ た感じかします。視界はよさそうです。しかし、ちょっと高速飛ばすには、フロン トウインドウからの情報量が多くて疲れるかな?とも感じました。コックピットと 言う感じが少し薄れ、明らかにラグジュアリーな感じが強まってますね。

 物理的な空間は、内装がタン皮仕様(ページュ基調)でしたが、特に拡くなった 気もせず、これもE36と同じ感じです。レッグスペース、ヘッドクリアランス、左右 の空間に於いても、全く同寸に感じてしまうほどでした。室内の各部の作りは、豪 華版の328iでしたが、今一つ安めのプラモの様で関心させられませんでした。ドラ イバーズシートに座っている間、この車のオーナーになったら嬉しいかな?と、客 観的に、自分自身の所有欲を確認してみましたが、今のE36の方がスポーティーで良 いなーと感じ、直ぐには欲しくないなーってのが正直なところでした。(この気持 ちは結局、帰るまでにも変わりませんでした。)

 次に、後部座席に座り込むと、これもまったくE36に乗っている様でした。シートバ ックの角度や、座り心地、シートのデザインは全く同じと言うほどそっくりそのま まです。ニースペースも拡くなった感じはありません。ちょっと気づいたことです が、後部座席のドアロックピンが、なんとドア後部にあります。なんで??。きっ と意味あるのでしょう。理解はできませんでした。。他、ガラスサンルーフは開口 部も変わらず広く快適そうでした。室内のシャッターは手動式です。

 トランクルームは、若干深くなったかな?と言う程度です。拡くなった感じはあ りません。あの複雑なリンクで開閉される仕組みもそのままです。締めるときの取 手は、E36では右側1つでしたが、今度は左右対称に左側にも用意されていました。 マットをめくって見ると、スペアタイヤはセットされていませんでしたが、標準サ イズが入るとは思えない浅さです。もしかして、ついにテンパータイヤ??そうな ら残念です。サイドの内張りはしっかりとしていて、リアストラットの頭までは確 認できませんでしたが、サス交換は少し大変そうです。オーリンズのダイヤル調整 はどうなるんだろ??って瞬間考えてしまいました。

 足周りは、輸送用のストッパーが組み込まれていて若干車高が上がっていました が、見える範囲ではバネの太さ、ダンパーの太さともにE36とほとんどおなじみ見え ました。ブレーキについても16インチホイールに一杯の径でしたので、少し容量 アップしてそうです。パットは同一に見えました。
 その他は、うまく撮れていないですが、写真をみてください。フュエールキャップ がひもでつるされる仕組みだったり、BMWマークが若干小さくなっていたりと色 々ありました。

 今日、初めて見た興奮のあまり、細部への集中力がかなり不足してしまいました。 スタッフMさんに依頼された部分のチェックも疎かになってしましました。(マフ ラーとホイルの間隔等)
 帰り際、何度かE46の周りをぐるぐる回ってみましたが、個人的な感想は、やは り何処からみても3シリーズ。乗り込み座ってみても、3シリーズ。決して見た目 4シリーズ(?)には思えませんでした。後は、早く走ってみたいですね。きっと中身 は相当変わっているのでしょう。ニューモデルの発表、日本でも待ち遠しいですね。 また時間があったら月末迄に見てこようと思います。ちなみに台湾での328Iセダン の販売価格は約200万元(日本円900万円)!!カローラは70万元ですから、 そう考えると安いですね。BMW Japanさん安く出して下さいね。


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