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第18話 「以外と知らなかったりする空調の使い方」

(作成:1997年9月8日 改訂:1998年1月19日)

(TEXT & PHOTO : 玉テク / E36 320i)
オーナーズマニュアルを完全に読み切り理解されている方は読み飛ばし願います。
対象車種を,E36のダイアル式マニュアルエアコンとしてお話します。

マニュアルエアコンモデルで,「冷える一方のエアコンなんて使いづらい!」とお 感じのあなたへ

最近のBMWは左右独立温度設定が可能となっています。
しかし、この左右独立の温度設定が「冷房時は効かない!オートエアコンで無いから仕方ないか」 って感じてられる方がいらっしゃるのではないでしょうか?

こんな方は,冬の暖房時は調整が効いていて、フロントの吹き出し口にある青−赤 のダイアルは夏は青,冬は赤になっていると思います。

全てはこのダイアルの設定にあります。
頭寒足熱を実現するとの説明がマニュアルにありますが、実に合理的でありながら, うまく使うにはパターン的に複雑な組み合わせを要求されます。

この青−赤ダイアルは,フロント吹き出し口からの温度を変える意味で, 赤になっていると温度調整が可能となります。
つまり,夏でも赤にしておいて,吹き出し口をフロントにしておくと温度調整が可 能になると言うことです。
青にしてしまうと頭寒モードで、常に最大に冷房状態となります。
この状態では,ダイヤル温度調整は効きません。

これから涼しくなって来ますが,夜間等くれぐれも冷えすぎにならないように ベストな室温でドライブを楽しみましょうね。



<補足>
ちなみに運転席側温度ダイヤルを一番右にまわすと,カチッとクリック感があります。
そこで最大ヒータとなり、助手席ダイアルの調整値は無視されます。
ヒータも上手に使いましょう。

95年式以降のプッシュ式オートエアコンに変わったモデルでも, 操作の考え方は同じだと思います。
確認してみて下さい。

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