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第1話 「E30M3ライフの始まり」

(作成:2008年5月31日 改訂:2008年6月1日)

(TEXT & PHOTO : NAKACHAN / E30-M3 & E36-M3)

バブル絶世期の80年代後半・・・
まだE36は発売されておらず、BMWと言えば六本木カローラと揶揄されたE30です。
普通の3シリーズにデコラインとホイールだけ交換したアルピナ仕様が数多く生息していましたが、
オーバーフェンダーが張り出したM3は、E36のように簡単に真似できる訳でもなく、
新車販売価格700万以上という価格もあいまって“神”というような存在でした。

大学時代は複数のアルバイトをこなしてSW20のMR2をローンで購入しましたが、
BMWなんてお金持ちのお坊ちゃんの車という感じで、欲しくても手が届かない存在です。
ましてや、M3なんてもっての他でした。

その頃は単なる憧れの車でしたが、やっと手が出る範囲に値段が落ち着いてきました。
しかしながら、20年近くも前の車ということで、手を出す勇気もなく、
E36M3BやらE40M-Roadsterに乗ってBMWライフを楽しんでいました。

ところが、ある日曜日の午後、横浜まで遊びに行く途中の車屋さんにE30M3が佇んでいたのです。
プライスボードも置いてなく、片隅にポツンと置かれておりました。
冷やかし半分に車を停めて中古屋さんに入ると、素人がみてもかなり綺麗な固体であることが分かりました。
社長さんもかなり自信があるようで、諸費用込みで300万近い値段を提示してきます。
まったく、購入する予定もなかったので、相場より高いか低いかも分かりません。

しかし、1年前に購入した中古のM-Roadsterが走行1.8万キロで諸費用込み300万(友達価格)だったことを踏まえると、
かなり強気の値段なのだろうなと予想はつきました。
とりあえず、定期点検記録簿などが残っている事を確認して、諸用があったので夕方、試乗する約束を取り付け、
いったんお店を出ることにしました。

用事をしている間も売れてしまわないか心配でした。
あの大学時代の憧れのE30M3の上物?に出会えたかもしれないのです。
そそくさと用事を済ませ車屋さんに戻ってみると、試乗のための準備が全て整っていました。
今回は、助手席で同乗です。

乗った感想は・・・
はっきりいって「遅い!」と思いました。そりゃそうですね。
S50B32エンジンの321馬力とS14エンジンの195馬力じゃ相手になりません。
絶対的なスピードは明らかに遅いのですが、走っている感は同じ位あります。
30分程の同乗試乗を終えてから、お店に戻って定期点検記録簿や修理明細書などを確認しました。
定期点検記録簿が2冊と修理明細書が50枚程ありました。
中身を確認すると最初のオーナーは6ヶ月毎にディーラーで点検を行い油脂類もきっちり交換しています。
その後のオーナーもE30の専門店のシライ自動車さんなどで整備を行っていました。

走行距離は年間5千キロ程度乗られている固体だったので、ちょっと高いかなと思いましたが、
なんか惹かれるものがあったので購入することに決めました。
別件で印鑑を持っていたので、契約書に捺印です(爆)
300万もの買い物を即決で決めてしまっていいのか?とも思いましたが、まあ、勢いってもんですね。
なんとなくいい感じがしたのでとりあえず購入しました。

 E30-M3 全体の写真

ここから私の生き血を吸われるE30M3ライフが始まります。

購入して1年半ですが、まだ4000キロしか乗っていません。しかし、数多くのトラブルを経験しました。
部品も本国発注のものが多く、ディーラーで修理すると余裕で1ヶ月とかかかります。

 E30-M3 ホイール組み付け前のリフトアップされている写真

リアのホイールヒットしたときは、アライメントが取れなくて最終的にリアメンバーの全交換となったので
9ヶ月間もディーラーに入ったままでした。
これらのお話は少しずつ書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 E30-M3 足回りの写真

○所有車両のスペック
 E30M3 1987年式 ディーラー車
 初期生産ロット(車体番号が本国のものと日本のものの二つあり)
 ・布シート
 ・シートヒーター
 ・リアヘッドレスト
 ・リアローラーブラインド
 ・アティベ限定Mステッチステアリング(純正Mステアリングあり)
 ・BBS RS16インチホイール
 ・シライ自動車スプリング
 ・ビルシュタインダンパー
 ・シート及び天井張替え済み

 E30-M3 本国の生産プレート


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