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第98話 「アルティノンフラッシュホワイトに換装」
(作成:2003年7月1日 改訂:2003年7月4日)
(TEXT & PHOTO : 中橋 / E36 M3)
(Special Thanks : Philips)
(Special Thanks : Studie Yokohama)
E36用Hella製キセノンヘッドライトユニット、通称ヘライカリングを
取り付けていたのですが、今回そのノーマルキセノンバルブを
アルティノンに換装してみましたのでレポートします。
![M3](../pict2/mycar10001.jpg)
E36では標準でキセノンバルブの仕様がなかったため、各社サードパーティーの
HIDキットを組み込む人がいらっしゃいますが、その時点でハロゲンからHIDの
変化のすごさで満足してしまう人が多いと思います。
僕もその一人でした。十分、青白くきれいなんですから。
ただ、最近の新車はHIDが当たり前なので、せっかくHIDに交換したのに
いまいちインパクトにかけると思うようになったのも事実です。
ここで目が向いたのが、フィリップスさんのアルティノンフラッシュホワイトでした。
ノーマルでは4100ケルビンだった色温度が、アルティノンバルブに交換すると
6000ケルビンになる、というものです。
パンフレットには「今までのHIDとは違う究極の閃光」と書いてあります。
究極の閃光ってどんなものだろう?
こうなったら付けてみるしかありませんね。
ということで、普段からお世話になりっぱなしのスタディ横浜さんに
交換作業をお願いしました。
![M3](../pict2/mycar10002.jpg)
交換作業は車種やHIDキットによりますが、Hella製のライトユニットの場合は
ライトユニットを取り外してバルブを交換という素人にはかなりてこずりそうな
内容になりました。
![M3](../pict2/mycar10003.jpg)
無理をお願いして、まずは右側だけをアルティノンバルブに交換してもらいました。
ここで、ライトオン!ピカー!
![M3](../pict2/mycar10005.jpg)
紫から青白い閃光が!そして徐々に真っ白に。まさに白です!
交換前はノーマルでも十分に青白く4100ケルビンで十分じゃないかと
思っていましたが、交換してみてその差に歴然としました。
アルティノンが青白い、というよりは、ノーマルのキセノンが黄色く感じます。
さっきまで、ノーマルキセノンでも青白いと思っていたのにもかかわらずです。
![M3](../pict2/mycar10006.jpg)
正直、交換したのは左で、黄色いバルブに交換したんじゃないか?と思うぐらいに、
違うのです。
アルティノンは僕が期待、イメージする本来のHIDの発色なのです。
![M3](../pict2/mycar10004.jpg)
Hella製ライトユニットからはずしたノーマルのキセノンバルブも
フィリップス製のものでした。
さすが純正採用でもトップクラスの採用率を誇るメーカーだけはあります。
ノーマルバルブとアルティノンバルブを見比べると、バルブ横に出ている
セラミック部分がグレーではなくブルーになっています。
取り付けたら見えない部分なんですが、素敵です。
実際の仕組みはガラス内に入っている金属成分が違うことにより
色温度が変わるそうなのですが、つけていないたたずまいからいい感じです。
パッケージも青白さが強調されていて気分が盛り上がりますね。
さっそく左側も同じように交換作業をしていただき、両方のバルブをアルティノンに。
両方つけた瞬間、またも青白い閃光が!
この瞬間がたまりません。頭まで真っ白になりそうです。
![M3](../pict2/mycar10007.jpg)
その後、光軸調整をきちんとしていただき、完成です。
いやぁ、すばらしい白さと輝きです。
なにやら洗濯洗剤のCMみたいですが、ほんとにそうなのです。
究極の閃光といううたい文句、納得しましたっ!
![M3](../pict2/mycar10008.jpg)
実際に夜の道を走ってみましたが、センターラインやガードレールが
白くくっきりした印象になります。
実際の明るさは6000ケルビンにすると落ちると聞いていましたが、
まったくそういう印象は感じません。
雨の夜の路面を走ってみましたが、4100ケルビンに比べて
問題があるとは思えませんでした。
路面反射は若干強めに感じますが、私の走るステージはほとんど街灯のある
都市部なので、実用上まったく問題を感じません。
そもそもノーマルハロゲンとは比較にならない明るさですし、心配することはないな
と思いました。
世の中には6000ケルビン以上の色温度のキセノンバルブが出回って
いるそうですが、美しさと、実用上の問題、車検の問題をクリアーした最も
バランスのとれた状態が6000ケルビンなのではないかと思っています。
今までイカリングが引き立つためポジションの状態が気に入っていたのですが、
これからはライト点灯時のフラッシュホワイトの閃光!が気に入りました。
ナイトドライブの楽しみがまたひとつ増えた気分です。
Hella製イカリングと、アルティノン、そしてシルバービジョン。
これがE36のフロントマスクのリフレッシュコースとして僕の一押しメニューです。
愛車が若返ることを間違いなしです。
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