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第46話 「HIDの取り付け!」

(作成:1998年3月28日 改訂:1998年5月17日)

(TEXT & PHOTO : 中橋 / E36 325i)
(Special thanks : Cool Running)


巷で話題のHIDヘッドランプにしましたので報告します。
すでにメンテ2のMさんが26話でチャレンジしていますので、作業の詳細はそちらを みていただくことにして(多分、ほとんど同じなので)、僕はその感想を中心にお話したいと思います。



◆HIDとは

感想の前に、HIDをまったく知らない人(いないかも・・・?)のために、 初歩的な説明をしておきたいと思います。
(僕もぜんぜん詳しくないのだけど・・・)

HIDとは、従来の「フィラメントを使ったハロゲン」とは構造が まったく違うバルブです。

石英ガラスのHIDバルブ内に、キセノンガスが封入されていて、 この中の放電管に高電圧をかけると、中の水銀とメタルハライドが反応して 白色の光を放つ、という仕組みなのだそうです。

この高電圧を作り出すために、DC12VからAC2万Vに変換する バラストと呼ばれるユニットが必要になります。

このHIDバルブと、バラストを車に組み込んで取り付けることになります。

というわけで、このシステムを一般に「HID」、 「キセノン(もしくはクセノン)」などと呼んでいるわけです。
なお、HIDは、High Intensity Dischargeの略で、「強い放電」の意ですね。



◆HIDを取り付けての感想

H1ハロゲンとHIDバルブの性能の違いとして、

・明るさが3倍にアップ
・消費電力が55Wから35Wにダウン
・寿命が400時間から2000時間にアップ

といいことづくめなスペックなのです。
実際に使ってみて、どうだったかというと・・・ほんとにすごいんです。
体感できるレベルなんてものではありません。
いやでも気づく明るさの差があります。

町中で青白い光の車を見かける機会が増えてきましたが、実際の夜間の 運転席からの視界のよさは、本当に感動的です。
普通の電球と、蛍光燈の明かりぐらいに、光の質が違う感じです。

僕は平日は夜間しか車に乗る機会がないので、ヘッドランプの 明るさはとてもありがたいものです。
これで安全性が間違いなくあがってとてもうれしいのでした。
(安全ってことで、妻も説得しやすかったしね。ここは結構ポイントね。)


HID



◆Special Thanks

今回の作業は、すべてCool Runningさんにお願いしました。

某ベ*フのキットは高いので、購入をあきらめ国産流用でお願いしました。
いろいろなメーカーのユニットが使えるのですが、今回入手できたユニットは 日産車のものです。


HID


ランプの加工・取り付けは2時間程度の作業でした。
ほんとうにありがとうございました。>社長さま

費用は、HIDのユニット(ものによるが9〜10万円)+工賃(3〜4万円)で 市販のキットの半額程度で取付可能です。

自分でできる人ならば工賃もかからないのですが、高いユニットを壊したら・・・と 不安な人は、Cool Runningさんに相談してみるといいと思います。
既に何台も取り付けをしてますので、信頼できるお店です。


HID    HID


ps1
   ヘッドランプユニットの裏側についているカバーは、
   なんと、ユニマットかなにかのコーヒーカップを加工したもの。
   Mさんは、プリンのカップだそうです。


ps2
   ヒューズを変えてあげないと、すぐに切れちゃいます。
   交換しないで走ってたらすぐに切れて、びびりました。
   お忘れないよう・・・。


ps3
   明るいのはいいのだけど、光軸があってないといやですね。
   ちゃんと調整しましょう。


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