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「No.779 北村さんの体験談」

(作成:2000年2月4日 改訂:2002年5月20日)


(TEXT : 北村 / E36 323i)

先日の事故の件でこのコーナーが紹介されていて、かつさまざまな方のデーターベー スがあったため、少しでも皆様のお役に立てばと思い、昔の記憶を掘り起こして投稿 します。
特に、買って1週間でもらい事故にあったため、補償条件に私が納得できず保険交渉 はもめました。
こういう解決方法が正しいわけではありませんが、こういう解決もあるよ、こういう 道筋で物事が進んでいきますよ、その辺が私の一例で理解頂ければ、投稿した甲斐が あるというものです。
ちなみに、修理後20000km以上乗ってますが車は全然問題ありません。
また、事故は起こした側も起こされた側も日常生活に非常に負担となってきます、同 乗者がいたり、またその同乗者が他人(肉親でないという意味です)の場合はより負 担になります。
そう言った意味で、車の性能に過信することなく、是非ともみなさん安全運転してく ださい。

なお、もう3年も前のことなので記憶違いもあるかもしれません。ご容赦願います。

 日時:
   1996年8月13日17:00頃

 場所:
   滋賀県草津市近江大橋たもと

 加害者/車:
   相手(30代男性)/営業車サニーのワゴンだったと思います

 被害者/車:
   わたし/96年式323iセダン(7月末購入、500km走行)

 状況:
   追突(おかま)

 原因:
   加害者の速度超過および前方不注意

 備考:
   私の車には助手席に友人(男)同乗



【ことの次第】

たまたま、平日OFFで友人を誘ってテニスへ、まだご飯の食べていない私と友人がコ ンビニに買い物に行く途中のことでした。
片側2車線の道路をUターンのため中央分離帯の切れ目で停車、前からの車が途切れ るのを待ってました。(Uターン禁止個所ではありませんでした)
後ろの車が、僕の左側の車線へウィンカーを出してよけていく中、いつまでたっても ウィンカーを出さない車が・・・・・かなり速いスピードで近づいてきています。私 の左の車線は遅い車が近づきつつあり、どうもせまり来る車は猛スピードでその車を 追い越して車線変更したそうです。しかしどう考えても無理な車間距離、ようやくブ レーキをかけたみたいですが、かなりのスピードで僕の車に・・・・・どっかーん、 という衝撃とともに、私の車は反対車線に押し出されました。
けたたましいクラクションの中惰力でよたよたと反対車線を横切り、定食屋横の空き 地に車を何とか誘導。今思えば、反対車線の車とぶつからなかったのはまさに幸運以 外の何物でもありません。

【事故処理】

私は、事故の衝撃でバックミラーで頭を切ったらしく、血が吹き出てたそうです。あ まり記憶にありません、それより友人が大丈夫か心配でした。

・まず、友人に「大丈夫か」と声をかけました。
 (友人いわく、頭から血を吹いてる上に大丈夫でないとはとても言えないくらい、 怖い形相だったそうです。)
・サイドブレーキを引きました、エンジンは停止してました。
・降車して、車の損傷を確認(トランク部分は壊滅、泣けました)
・目撃者と相手の運転手の名前確認
 (定食屋のおばちゃんが、出てきてくれて、話すには道に落ちている私の車のトラ ンクにつんでた車カバーを見て、人が倒れている!重大事故!と勘違いしたそうで す)
・救急車、警察はおばちゃんがすでにやってくれてました。
 (本当にあの時はお世話になりました。)

相手は、ただ謝るばかり、胸をハンドルで打ったらしく押さえてはいますが、怪我は ない模様です。とりあえず、当事者みんなが重症でなくよかった、私が一番重症に見 えました。血吹いてましたからね。

2〜3分で警察到着、遅れて救急車到着。
警察の簡単な事情聴集後、とりあえず「病院行きー」と言われ、救急車に。

今思えば、火事場のくそ力か恐ろしい勢いで物事の処理してました。

  ・テニスコートに残した友人たちの連絡を、同乗していた友人に頼み
  ・車をしばらく置かせてもらうように、定食屋のおばちゃんに頼み
  ・事故相手には、病院での治療が終わり次第連絡する旨等など

【病院】

これは、知っておくといいかと思うのですが、救急車で病院に行くとあのドラマのよ うに担架で運んでくれて、というのを想像してました。
でも、救急車は病院に着くと、「はい、おりて」 へ?
裏口みたいな病院の出入口(よく考えると裏の勝手口ですよね)を、おそるおそる入 るとがらんとしてます、ぱたぱたとスリッパの音がして、看護婦さんが1人入ってきて、
「あっ、事故の人?」
「そうですけど」
「どうしたの?」
「頭切ったみたいなんですけど」
医者が遅れて入ってきて、同じ質問。患部を見るなり、
「縫うほどではないね、接着剤でつけましょう」
看護婦さんが、接着剤を塗って、ばんそこ貼ってくれて終わり。
「お大事にね、支払いは、入口の受付でね」 へ?
支払いって?おそるおそる受付に行くと、
「はい5015円です、保険で払いますか?」
とりあえず、5015円払いました。
救急車で連れてこられて、お金取られました、知りませんでした。無一文で救急車に は乗れません、後払いもできるとは思うのですが。
確かに通りすがりの人で身分証明書も何も持ってなかったら、現金で払ってって言わ れるでしょう。

【そのあと・・・事故当日】

今は、みんな携帯電話を持ってますので、このように離れ離れになったとしてもすぐ に連絡がつくでしょうが、その当時は私しか持ってませんでした。
しかたなく、現場までタクシーで移動しました。
人影もありません、定食屋の空き地に無残な私の車と、車線をはさんで反対側の歩道 に相手の車がぽつん。
自分の車の確認をすると、トランクはへしゃげています。右後方タイヤが、タイヤハ ウスが変形したため、タイヤハウスがタイヤに食いこんでます。心なしか右後方扉変 形してるかのようです。
後ろだけ、きれいにトンカチで圧縮した感じです。ドライブシャフトがいってないと 好いけどと思いつつも、このままではどうすることもできません。
定食屋に入って、おばちゃんに
「すいません、迷惑かけます、みんなどこに行ったか、ご存知ですか?」
おばちゃんは、もう帰ってきたんとびっくりしながら
「病院に行くって、言ってたけど、まー病院にあんたいないから、またここに戻って くるって」
ありゃ、行き違いです。
そうしていると、携帯がなり、ここにいることを伝えると、迎えに来ると言ってくれ ました。車のありがたさが身にしみました。

破損状況は下記の通り。
 ・リアバンパーおよびグリル陥没
 ・リア部灯火類全滅
 ・トランク屈曲
 ・左右リアドア歪曲
 ・リア右タイヤ傷

相手のくるまは、フロントグリルから思いっきり潰れて、タイヤもパンク、廃車で しょう。

【警察での調書】

私の友達は、到着するなり私に警察署に行ってくれとのこと、どうも事故調書を取る みたいです。
草津署に行くと、加害者もロビーのソファーに座って待ってました。私と同乗の友人 の、調書を取った後、彼の調書を取り事故処理する模様です。(実は私は、おかまを 掘られるのは2度目{前は違う車ですが}で、警察に調書を取られるのは2回目でし た。前は単に、雪で赤信号停止時に後ろから歩くようなスピードでこつんとぶつけら れただけで、人身事故ではなかったためか、現場で調書を取って終わりでしたので、 このようなシステムではありませんでした)
まず、私が
 1)事故の状況を聞かれ、
 2)怪我の程度を聞かれ、
 3)最後に彼に行政処分(間違ってるかもしれません)を請求するかしないか聞かれました。

その後、友人が同じような事を聞かれたそうです、一人一人別々に聞くんですね。
最後に、加害者が呼ばれ、なんか怒られてました。

この中で、はっきりさせたこと、

1)被害者(私)は交通法規に何一つとして違反していない。
  ・シートベルト着用(同乗の友人とも)・・・これのおかげで軽傷で済んだのかも、
  ・ウィンカー点滅
  ・完全に停車状態
  ・Uターン可能地域
 相手は、明らかに速度超過
  ・現場検分時に、相手がブレーキをかけた地点から私の車の距離までを確認し、
   制動距離からおおよその相手の車の速度を警察が確認。
   その認証で、加害者がそんなに出してないと反論して、警察が怒ったらしい。
   (80KM超、制限速度50KMでした)

2)怪我ですが
私が、頭部切創し、同乗者がちょっと首が痛い(むち打ちかも)とその時点で調書に。

3)行政処分については
加害者の態度(誠心誠意対応致しますとのこと、あとから思えば過信しすぎてまし た)から、私は、特に問わないとしました。彼も車を使っての営業なので行政処分が 出たら困るだろうと、私が感じたので・・・・

【さて交渉です】

かなり長い話となりますので、時系列的に述べる事とします。


1)事故当日

警察での調書後、加害者の経営者(兼社長)が到着し、晩御飯でも取りながら今後の 事を打ち合わせしましょうと言ってきました。

 ・できる限りの事はなんでもする。
 ・体については必要な限り全て病院で見てもらってくれ
 ・修理については、私の望む修理工場に運んでやってくれていいとの事

この時点では、その言葉をそのまま信じてしまっていた私、少し甘すぎました。書類 にしてもらえばよかったと思います。
やはり、愛車の無残な姿を見てかなり平静さを失っていたのかもしれません。


2)翌日

加害者の保険会社から連絡がありました。

 ・車を修理工場に運びたい
 ・病院に行った際は、現金で払って領収書をもらってくれ

そこで、私は、

 ・車はHモーター(滋賀の事故から一番近くにある正規代理店)に運んでください。
 ・病院については、いくらかかるかわからないものをいつも現金で払うことは不可能だ
と伝えました。

ちなみに、私は普通の会社員です。ようやく、貯めたお金で買った車です、予備のお 金など無い状態で、いくらかかるかわからない病院通院費用など、立替えれないと考 えてました。
また、車については購入したディーラーに伝えたら、持って来て下さいと言われたの ですが、保険会社が修理可能な一番近い所より遠い個所に運ぶ場合は、差額負担にな りますと言われたからです。(上述のように金がありませんでしたから)


3)翌週

この辺の順序は覚えてますが、正確な日付は記憶から飛んでます。

翌日(前日の留守電ですが)、保険会社が下の様に、返事してきました。

 ・車は運びますが、立ち会われますか?
 ・通院費については、病院で保険会社の**に請求してくださいと言ってくれ

私は昼休み、公衆電話から

 ・平日なので立ち会えない旨
 ・通院費については、同乗していた横浜の友人にも伝えるようお願いしました。

この事故の発生時点が、テニスコートに残った友人の近所であり、私の勤め先及び住 居からは、車で2時間近く掛かるところでの所で起こったことでした。また、同乗し ていて運悪く負傷した友人は、勤務先、住居とも横浜でたまたま帰省中に事故にあっ たのです。
従って、全てのことに立ち会ったり、処理したりする事など不可能でした。
車の運搬や、修理には立ち会っていません。
修理中の後部をごっそり剥がれた愛車を見たら、おそらく涙が止まらなくなってた事 でしょう、そのこともあって怖くて見に行けなかったのです。


4)交渉がもめ出す

そろそろ、こちらの都合など一切考えない保険会社に切れかかってた頃、ある平日の 真昼間に、この事故に補償について話したいと留守電が入りました。
また、この時点で横浜の友人の方には、保険会社が直接払うので自費で立替えなくて よい旨の連絡が入ってないことも、判明して一気に切れてしまいました。

 ・まず、こちらは通常月曜から金曜の9:00〜17:30まで働いているサラリー マンであり、業務上の事故でもない補償の話に、就業中の時間を削ることなどできない
 (これは、サラリーマンの宿命として当然ですよね。)
 ・また、補償の話が全く見えないままあっても無意味。
 ・横浜の友人に連絡するように伝えたのに、無視されている

この時点で、私は事故当日の加害者の社長の言った事を鵜呑みにしていて、
 ・車を新品にしてくれ(今思えば無謀なお願いですね)
  それが無理なら、同程度のBMWの中古に交換してくれ(これもかなり無謀ですね)
 ・2人の病院費は全額負担
 という、条件を出してました。

また、この時点では代車も出してもらってません。


5)保険屋から山のような資料

2週間過ぎて、加害者が1度お話したいと言う事で、滋賀県JR石山駅で待ち合わせし ました。
私は、電車で行くつもりだったのですが、この頃どうも偏頭痛がしていたため途中で 気分が悪くなり、帰宅。バイクで出かけました。
(バイクの方が危ないと思うかもしれませんが、どうも心理的なもので、対人恐怖症 だったようです、事故後しばらくの間、人が沢山いるところにいると脂汗が出るよう になってしまいました)
そこで、話したのですが誠心誠意の言葉だけ、私はもっと建設的な意見を頂けると 思っただけに。5分ほどで退席、くやしくて泣きながらバイクで帰ったのを覚えてます。
(こんな責任能力の問えないような人に、愛車が一時的にしろ無残な姿に変えられて しまったのかと思ったのです。)

保険会社から連絡があり
 ・修理始めないと修理金額がわからない
 ・修理始めるには、この示談に応じるサインが必要です
 ・修理を始めないとHモーターさんに迷惑ですよ
と、言われまたそれと同時に、うちに保険裁判事例集(コピー)を山のように送って きました。

その時点での私の言い分
 ・事故の無かった車を直して、中古車に売ったらそれは事故車であり価格がつけれな い、もしくは値落ちが生じるではないか、それのどこが現状復帰なのか。あきらかに 資産価値(車を資産とは言えないかもしれませんがその時は必死でした)が下がった ではないか、その分はどうするのか。
 ・修理中の代替車のリース料金と、修理代金と値段落ち査定費用が、私に補償される 金額と思っている、この金額が新車を越えたら、私は修理を放棄して新車を買う事が できるではないか。

ここでの保険会社の結論
 ・車を受け取って、すぐの信号で衝突事故を受けた人(走行距離2kmになってまし た、こんなかわいそうな方も世の中にはいらっしゃるのですね)でさえ、新車と交換 していない。
 ・保険の規則から、現状復帰が原則である。
従って、新車に替える事は絶対できない。

この時点で、新車や同程度の中古車に換えることはほぼあきらめてました。 しかし、事故による値段落ちの部分が保険会社が受け入らず平行線のままでした。


保険会社の主張は、例えば現状復帰を行なわない場合、つまり同等と価値と見なされ る車への乗り換えは、修理金額が明らかにその車の価値(保険で車両保険の枠に車の 額が毎年記載されてますよね。その金額です)を超える場合、保険会社としては事故 を起こした車を廃車扱いとし、そのときに車両保険金額を補償するそうです。
旧車をお持ちの方、気をつけてください、事故したらわずかなお金と引き換えになる 恐れありです。つまり、10年くらい経って、車両保険金額が20万くらいの車が、事故 されて修理代金が、100万円の場合、「修理できない!」と保険会社に言われる恐れ があるということです。

長期化した事を聞いた購入ディーラーさんが
「納得いくまで交渉してください、その間車を預かりますから」
こういって頂いたので好意に甘え、購入したモト−レン神戸さんへ車は移動されてい きました。
モト−レン神戸さん(今はファーレン神戸さん)あの時は大変お世話になりました。
1ヶ月も、修理しないまま車を置いていただき感謝しております。なお現在も車は快 調です。


6)ようやく修理開始

膠着状態に入って、一ヶ月。

とりあえず、値段落ちの部分は後で話し合う事にして、修理には入らせてくださいと 保険会社からの申し出がありました。
私としても、新車や同程度の無事故車に乗り換える事をあきらめていましたので、補 償の件については、修理後行なう事を硬く約束後、修理開始致しました。

この時点で、ようやく代替車が出ました。翌日、レンタカー会社から直接連絡があり、
「外車は用意できませんが、それなりのグレードの物は用意致します」
とのこと、結局きたらホンダのアコードでした。
(それなりのグレードがアコードですか。ホンダの方ごめんなさい。でも、レンタ カーのアコードは、アコードの中でもグレードはいまいちですよね)
その時の私の感じは、BMWに乗れないなら、どれでも一緒か・・・・・

修理の経過は省きます、この時期仕事が非常に忙しく、1度も修理を見に行けなかっ たのは大変残念です。
私の住んでいる場所と、購入ディーラーさんの所在が離れている事もありましたが、 土日も働き、出張にも行ってい、かつ転勤辞令のため、歓送迎会、業務引継ぎと続 き、正直とても行ける状態にはありませんでした。

修理の結果、修理金額はよく覚えておりません、約120万円だったと記憶しています。
修理完成まで、約2ヶ月入院してました、通勤には使わないにもかかわらず出張その 他で、レンタカーが3000km走った事を覚えております。
また、忙しくディーラーさんに伺う機会がなく、自宅まで配車してもらいました。
この時点で、レンタカー代金が40万円くらいだったと思います。


7)ようやく決着

まず、車が来る前にディーラーさんにこの車の金額査定してくださいとお願いしてました。
しかしながら、事故車は基本的に0円ですと言われました。(涙ちょちょぎれそうで した)
それでは、保険会社と交渉できません、そこで財団法人日本中古車査定協会(正式名 称度忘れ致しました、間違ってたらごめんなさい)に、格落ち査定してもらう事にし ました。
この協会ですが、陸運局と同じ敷地にあり公的機関です。これで保険会社も納得して もらえるだろうと、私は考えたのです。
上記の団体に、査定依頼したところ出張査定してもらえるとのこと。
ありがたいですね、私は保険会社との交渉が決着するまでは、車に乗らないと決めて いましたので、もしまた何か起こると大変ですから。
係員が1人やってこられまして、1時間ほど見た後、格落ち83万円と言われました。
特に、左後方窓上部のフレームに若干のひずみが見られるとの事、 確かによく見ればわかるか、わからないかの盛り上がり。

翌日、保険会社に格落ち分、FAXしこの額以上の補償を要求致しました。

翌日、保険会社から格落ち補償は認められない、その額の正当性が明らかでないとい うのです。
私は、じゃなんのために財団法人日本中古車査定協会があり、格落ち査定を行なうの かと問い返しました。

1週間ほどして返事があり、格落ち補償は認められないが、あなたに迷惑をかけた慰 謝料として払いますと回答がありました。
なんか、問題点を刷りかえられたような気がしましたが、もう金額的には納得したこ とと、そろそろ交渉にも疲れ果てていたので、了承致しました。

そう、事故を受けてほぼ4ヶ月12月の半ばになって、やっとBMWに再び乗れるように なったのです。

私も、投稿されている長島さんと同じ気持ちでした。
動かなくなるまで、この車に乗り続けようと

【体について】

車本題とは、離れてますので上の説明では省いてきましたが、この間病院に何度も通 いました。
やはり頭を打ってましたのと、ときどき気分が悪くなったりしましたので
(これは交渉に疲れていた部分が大きかったと思います)

治療項目
  頭のCTスキャン・・・・・・・・・・・かなり高額みたいです
  頭のレントゲン
  むち打ちの通院・・・・・・・・・・・軽かったので、3日程度通いました
  頭切創の通院・・・・・・・・・・・・事故後は1日だけ行きました。

【同乗した友人の事】

友人は、横浜に在住勤務しており、私のいる近畿とは大きく離れてましたので、状況 が確認できず、迷惑をかけたと思います。
保険会社が、補償については一人一人ケアしますとの言葉を信じて、金額等の交渉に ついては、ほったらかしにしてました。
彼の方は、むち打ちが私より症状が重かった上に、パソコンに向かう仕事なため、首 が非常に疲れ、長い間通院したようです。本当に苦労を掛けてしまいました、また、 保険会社からの適切な連絡がなかったため、通院費も自分で立替えていたため、金額 的にも一時的に負担を掛けてしまいました。
本当に申し訳無かったと思います。

治療項目
  むち打ちの通院・・・・・・・・・・3ヶ月程度不定期に通院したそうです

【保険制度に一言】

この交渉の中で感じた事ですが、保険会社のペースの巻き込まれてはいけません。
(すいません保険会社にお勤めの方々)
特に耳にたこができるくらい聞かされたのが、保険の契約とはこうなってますと言う 言葉、でも、ちょっと考えてみてください。

その保険に契約してるのは、加害者であり被害者でありません、従ってなぜその契約 通りの補償に被害者が応じる必要があるのでしょうか?
相手の保険会社の約款を知って、事故を受けるわけなどできません。相手の保険の約 款など、被害者にとっては関係ありません。こちらの条件を聞き、保険会社で行なえ る事は行なう、できないものは加害者に連絡してどうするか決定するって、いうのが 筋だと思います。
(それが、保険会社が交渉等一切行なってくれるBAP(PAPAっだったかな?)だとし てもです)
ところが、今回の交渉中、私の主張は一切加害者側には伝わっていませんでした。
また、保険会社のやりたいように言葉の脅迫にも近い形で、誘導される雰囲気を感じ てしまいました。
(○○でないと、××さんが困りますよという、あなたが納得しないためにたくさん の人が困ってるような印象を与えられました。)
つまり、望むと望まないとかかわらず機械的に処理される事が多いということが問題 だと思います。

特に、納得いかなかったのは、相手側は外資系の保険会社でした、その当時平日18: 00以降および、土曜、日曜は一切連絡が取れませんでした。留守電にすらならないの です。
これに関しては、どうやって連絡したり交渉するんだと、私が切れる一因でした。
つまり、しばらくは一方的に私の自宅の留守電に要件を吹きこまれる状態でした。
(これは、事故当時の状況であり現在どのようになってるかは知りません事、付け加 えさせていただきます。)

逆に、病院通院費については今回の事について不満はありません。
但し、交通費は一時的に自腹を切らざる負えませんし、領収書の無い運賃は受けつけ ないと言われたので電車賃や、バス運賃は当初自腹でした。(注)
休業補償手当等を受給するのに非常に沢山の手続が必要(これは私の会社のシステム 上の事です)でした。これには、うんざりしました。


最終的に、上述の慰謝料(格落ち分)に、怪我に対する慰謝料が若干支払われました ので、トータルはマイナスにはなっておりません。

どうしても、保険会社も慈善事業でないのですから利益をあげるためできるだけ保険 を支払わないように、しようとすることはわかります。
しかし、事故にあった側から言えば、非常に機械的で、杓子定規で、とまどうことが 多かったというのが、今になっての感想です。
そういった意味で、不孝にも事故に遭われた方々には、十分理論武装(過去の実例、 判例、皆さんの体験など)して交渉に当たってほしいと思います。

【最後にもう一言】

事故は、起こされた方も被害を受けた側にも、いろいろな傷となって残ります。
くれぐれも、事故を起こさないようみなさん、安全運転お願い致します。
BMWに乗って、自分は安全でも、相手は必ずしも、安全グレードの高い車とは限りません。
御安全に!


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